代官山に住んでいた頃、東横線に乗って、時々多摩川台公園を訪れた。
多分、春が多かったと思う。梅の花が満開になった頃、春の花の写真を撮りに出掛けた。
木瓜 馬酔木
白梅や紅梅、木瓜、馬酔木など、いろんな花を見るのが大好きだった。
春の空気は、心を癒してくれる空気だ。

多摩川台公園は、ちょっとした高台にあって、天気の良い日は富士山も見えた。
この日は春なんだけど、空気が澄んでいたのだと思う。
ヒイラギナンテン ヒュウガミズキ 多摩川台公園の小径
この頃は、お天気の良い休日は、いつもどこかに出掛けて、花の写真を撮っていた。
タチツボスミレ キブシ
特にスミレの花が大好きだった。
多摩川の河川敷に降りて、のんびり歩くのも好きだった。
時には二子多摩川まで歩いていた。
ツクシ ハナダイコン ヒメオドリコソウ オオイヌノフグリ
野草の名前は、いろいろ覚えた。

この写真を見て、あの頃から野鳥にも興味があったことを、改めて知った。
ツグミの写真を撮っていた。
ハコベ タンポポ タンポポ ハナニラ
セイヨウタンポポと日本のタンポポは見分けが付きにくい、ということもこの頃知った。
白いタンポポがあるのも知った。

野良猫の写真を撮っていたのも、この頃から。
今は猫を飼っているけれど、この頃から猫が気になっていたんだと思うと、何だか面白い。

この駅で降りて、この駅から家路についたのは、何回あっただろうか。
懐かしい日々。そのうち、もう一度訪れてみたい気がする。
(2020年3月22日)