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No.233『風に舞いあがるビニールシート』森絵都

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 この本を読み始めた時、これはいったい同じ作家の作品なんだろうかと、思ったものである。それだけ、期待していた森絵都さんの小説とは違っていた。これまで読んだ3冊の本から抱いていた印象は、軽快感や爽快感、洗練された清々しさみたいなイメージを持っていたのだけど、この本の6つの短編は、どれも期待とは違った作品だった。だからと言って、そのことでがっかりしたかと言うと、そうではなくて、更に期待したくなる奥の深さを感じた。また、近いうちに別の本を読んでみたいと思った。で、この本の6つの短編だけど、解説に書かれていたことをお借りすると、それぞれの主人公のそれぞれが大切にしているものがテーマである。そう思って振り返ると、後から分かってくるものがある。
(83冊目/2009年)

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