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No.257『対岸の彼女』角田光代

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 とても良い小説だった、と言うのが、読み終えた時の素直な感想である。明日に向かって、歩きだそう、そんな前向きな気持ちになれる本だった。角田光代さんの初期の本、『幸福な遊戯』の解説には、対局にあるのが『対岸の彼女』だと書いてあったが、まさにそんな感じだと思った。どこへも行けなくなる閉塞感が、確かにこの『対岸の彼女』にもちらりちらりと見え隠れするのだけれど、最後には行き先が見つかるから、何だかとてもほっとした気持ちになったのである。最近読んだ中では、かなり上位に食い込む良い本だったと思う。
(107冊目/2009年)  

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