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No.298『薄闇シルエット』角田光代

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 文字がぎっしり詰まっている本だからでしょうか、なかなか読み進めることができず、読み終えるまでにかなりの時間を要しました。ひとことで言うと、本の帯にあるように、大人になれずに戸惑い彷徨う主人公ハナを描いた作品でした。主人公ハナを取り巻く人々は、それぞれに変わって行き、大人になって行こうとしているのに、ハナだけは取り残されて行く、そんな寂しささえ感じる話でした。最後には、これはこれでいいじゃないか、みたいな終わり方をしたのですが、要するに答えの無い答えを探すのが人生だ、みたいな納得感はありました。
(148冊目/2009年)

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