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No.309『となり町戦争』三崎亜紀

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 本屋さんに平積みされていて、いつも気になっていた本だったけど、しばらく前に買って昨日やっと読み終えた。興味を持っていたのはタイトルなんだけど、読んでみてやっぱり不思議な物語だと思った。となり町と戦争をするという設定の物語なのである。激しい戦闘シーンの描写があるかと言うと、そうではない。主人公が気が付かないどこかで、戦闘は行われ犠牲者が出ているのだ。
 となり町との戦争だったら気づかないわけはないのだけれど、これを世界に拡大して考えると、日々世界の何処かで戦争は起こっていて、犠牲者が出ている。戦争というものに限定しなくても、僕達が気が付かないうちにどこかで多くの人が犠牲になっていることがあると思う。もしかすると著者はそういうことが、言いたかったのかも知れない。
(159冊目/2009年)

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