先日横浜駅ビルの本屋さんで探したけど、無かった本を奥さんが覚えていてくれた。奥さんが図書館でたまたま見つけたので、借りてきてくれた。
ちょうど前の本を読み終えたところだったので、さっそく今朝から『家日和
』を読み始め、夕方読み終えた。家にまつわる6つの物語を集めた本である。前に読んだ本とも共通するけれど、奥田英朗さんはごくごく普通の人達の描写が実に上手い。ちょっとしたことで有頂天になる心の動きや、ばれたらどうしようと思いつつやってしまうのだけど、それもそのうちパートナーのことを考えて手をつけなくなる、そんな心の動きを描くのが上手だと思う。
今ある本のストックの中にも、奥田英朗さんの本が3冊もある。ここまで読んできた限りでは、この3冊も十分期待できそうである。面白いと思える本、先を読みたくなって止まらなくなった本、こういう本に巡り逢えると良いのだけど。
(14冊目/2010年度)
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