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葬式は、要らない

 葬式と言うと、身内の葬式は経験しているし、会社関係で何度も告別式に行ったこともある。身内は別として、会社関係の時に実は不思議に思っていたことがある。故人を悼むのが葬式だと思っているのだけど、遺族を知っていても故人は全然知らないことがほとんどということだ。
 葬式に関する疑問は、他にもいくつかあって、そもそも熱心な仏教徒でもないのに、葬式のほとんどが仏式だということだったりする。戒名がつけられることもなぜなんだろうと思っていた。
 そんな疑問を解消できる本だったと思う。そして心のどこかで葬式なんて要らないんじゃないかと思っていたのだけど、そういうことが書かれていて、同感できる部分が多かった。世の中が変わりつつあり、葬式もそれにつれて変わりつつあることも知ることができた。最終的に葬式は絶対に要らないと『葬式は、要らない』の著者は主張しているわけではなく、意味あるものならそれはそれで良いという結論だと思う。風習として絶対に必要なものだと思い込むだけでなく、別な視点でその必要性などを検証してみることが大事なんだと思う。葬式に限らず、何事においても言えることだ。
(25冊目/2010年度)
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