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町長選挙

 奥田英朗さんの精神科医伊良部シリーズの3冊目、『町長選挙』を今朝読み終えた。昨日の朝から読んでいた本なので、割と早いペースで読み終えてしまった。奥田英朗さんの本はこれで7冊目になる。まだまだ読んでみたい作家なのだが、とりあえずは今ある本のストックを読み終えるまでは我慢しておこう。
 4つの短編で構成されるこの本の中で、やはり一番読み応えがあったのは、本のタイトルになっている「町長選挙」だろう。町を二分する新旧町長の選挙戦に巻き込まれた都庁からの出向社員と伊良部が描かれている。伊良部の無邪気でマイペースなところが、このシリーズの面白いところなのだけど、相変わらずのマイペースぶりだ。
 心の病に陥った登場人物がひとり、そして精神科医伊良部と絡んでいくストーリーが、このシリーズに共通しているパターン。心の病にかかった人物と伊良部のギャップが面白い。そういう意味では伊良部は心の病とは無縁のキャラクターなのが、更に面白さを増しているのかも知れない。
(41冊目/2010年度)…あと16冊
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