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走ることについて語るときに僕の語ること

 読み始めた時は、最後まで読み終えることができるだろうかと、少々不安になった。ちょっと読みにくさを感じた本だったからだ。走らない僕が走ることに関する本を読もうとしたからかも知れない。
 でも、本の真ん中頃まで読み終えた段階で、そういう心配も吹き飛んだ。面白くなって、どんどん先を読みたい欲求がかなり高まってきた。
 この本は、タイトルのとおりの内容である。著者がいろいろな大会で、いろいろな場面でひたすら走る時に、頭の中を過ぎっていくいろんなことについて書かれた本である。それが小説家になった時のことだったり、小説を書くという行為そのものだったりする。
 著者がこの本の中で書いているが、読んでもらって走ることを始めようと思ってもらいたいと、書いている本ではない。だから、この本を出版した以降は、走りたいと思える本でもないのである。それでいて終盤まで読み終えると、僕も真似して走ってみたい、と思ったりするから不思議だ。
(65冊目/2010年度)
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