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虫の夜

 ふと、あれが蝶々だったら、どうだろうかと思う。僕ならそれほど変わらない態度を取ったかも知れないと、強がってみせるが、やはり蝶より蛾の方が嫌われているから、蛾がそばに来たら逃げるだろうし、蝶なら逃げはしないと思う。
 そんな小さな事件が電車の中で起こっていて、家に帰ってきた。そしたら今度は巨大蜘蛛である。家の中ではなくて、ドアの前の壁に張り付いていた。アシダカグモという名前のでっかい奴である。幸い人様に噛みついたり、毒を吐いたりはしないようで、ゴキブリなんかを食べてくれる益虫とされている。でも、会いたくない虫である。少なくとも家の中で遭遇したくはない。
 殺虫剤をかけてしまうのもかわいそうなので、木酢液を振りかけて追い払ってしまった。逃げ足は速い。木酢液には何の効果も無いだろうけど、それでひとまず逃げ出して行ったから、助かった。ゴキブリも見たくないが、やはり巨大蜘蛛も見たくない虫のひとつである。
 今日は何だか虫に縁のある日なのかも知れない。
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