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長崎乱楽坂

[/caption] 『長崎乱楽坂』この本を読んで、買い込んでいる吉田修一さんの文庫本は、残り5冊になった。ここまで読み進めてくると、それぞれの作品によるテイストの違いよりも、吉田修一さんの小説に共通するものを強く感じるようになるので、バリエーションのひとつと感じるようになる。この小説の場面設定などは他のものとかなり違っている気もしないではないけれど、やはり全然違っているかというと、どこか共通するものを感じるのである。 同じ環境で育った兄弟の物語なのであるが、育ち方は違っていたようだ。過去にも1世代前の兄弟姉妹がそれぞれの育ち方をしていて、それぞれが違った人生を生きている様も、物語の中で語られる。繰り返すように続いていく次の世代のふたつの人生が描かれている。終わり方に若干の物足りなさを感じるのは、ふたつの人生がまだまだこれから先があるということなんだと思った。間違いなく吉田修一さんの小説なんだと、読み終えてみて思った。 (22冊目/2011年)]]>

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