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北海道の旅2002

ひなた

[/caption] 昨日の朝から読み始めて、またまた一気読みかなと思ったけれど、さすがに寝てしまったので、読み終えたのは今朝のことだった。吉田修一さんの本は、この『ひなた』で14冊目で、文庫本のストックも残すところ3冊になった。 この物語は、春夏秋冬の4章立てで、さらに主人公は4人である。それぞれに関連する主人公達の視点で4つの短編が、春夏秋冬分の4つある。視点がどんどん変わっていくせいか、テンポの良い小説だと感じた。 そして、ラストはどうなるかと思いながら、どんどん読み進めて行った。劇的なラストではなかった。それを期待していたわけじゃない。でも、ちょっと物足りなさを感じたかも知れない。じっくり振り返ると、どうやらラストはその方が良かったんだろうと思う。それぞれの主人公が抱えている秘密が、言わばひなたの反対のひかげなのかも知れない。そういう暗い部分がラストに吹きだしてしまうと、重すぎる。吉田修一さんの小説で好きなところは、やはり明るく希望のあるラストなのである。そういう意味では、「ひなた」を向いたまま終わるのが良いのだろう。 (28冊目/2011年)]]>

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