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檸檬のころ

[/caption] 引っ越し前から読み始めていた豊島ミホさんの『檸檬のころ』を、やっと読み終えた。この本が読みにくかったわけではなく、やはり引っ越し前後のバタバタと、引っ越し後の慣れない通勤の往復など、本を読むにはちょっと適していなかった時期だったということだろう。心にある程度余裕がないと、なかなか本は読めないものだなと、実感した1週間だった。 さて、本の内容そのものだけど、とても懐かしくなるような物語ばかりだった。中高生の頃の自分を、知らず知らずのうちに思い出そうとしつつ、読んだ本である。短編小説の連作集という形だけど、登場する主人公と主人公を取り巻く人達は、ごく普通の高校生だったり、若者だったりする。解説にもあったが、ごく普通を描いている小説なんだと思う。それ故に、とても懐かしいと思う気持ちで、読み進めている自分に気付くのだ。 思い出すと、ちょっと酸っぱい経験がいくつもあることに気付く。まさに中学から高校、大学生くらいは、「檸檬のころ」なんだろうと思った。もうかれこれ、ずいぶん歳月が経っている僕にとっては、酸っぱさも飛んでしまっている。だんだん柔らかい思い出になって行くのは、ある面良いことだと思う。 (46冊目/2011年)]]>

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