我が家の問題』。期待どおり面白い本だと思う。話が続いているわけではないけれど、『家日和
』の続編のようなものかも知れない。もっと言うと4、5編の短編で構成されていて、主に会社という場を中心に描いている『マドンナ
』とか、『ガール
』と通じるものもある。
ワクワクするような面白さではなく、ハラハラするようなストーリー展開があるわけじゃなく、読み終えて何となくニコッと笑ってしまうような、とても身近な面白さがある。一気に読んでしまいそうだけど、今のところ1編ずつ味わいながら、読んでいる。
我が家の問題
奥田 英朗
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