東京・地震・たんぽぽ』という本。本というのは相性もあるらしく、豊島ミホさんの本は初めて読んだのが『神田川デイズ
』で、この本を読んで相性が良いと感じた。人との相性も同じようなもので、何となく気が合う人というのは出会った瞬間に意識しないうちに感じ取っていることが多い気がする。本もまさにそうだと思う。本の場合は、無理矢理相手に合わせる必要はないから、気の合う本とだけ付き合えば良いのである。
『東京・地震・たんぽぽ
』は、タイトルどおり「東京」「地震」「タンポポ」をモチーフとした短編小説集である。3月に東京で体験した地震のことを思いながら、読んでいる。ひとつひとつはとても短い小説なのだけど、それぞれが繋がっていて、ページを次々と捲って行きたくなる。明日の前半には読み終えるペースだと思う。
全ての本についてではないけれど、これからはこんなふうに読んでいる途中経過についても、書いてみたいと思う。
東京・地震・たんぽぽ (集英社文庫)
豊島 ミホ
by G-Tools]]>
