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朝の時間も使って、やっと『マリアビートル
』を読み終えた。東北新幹線を舞台に繰り広げる”業者”たちの争いがスリリングに描かれていて、最初から最後まで目が離せない面白さだった。やっと読み終えたというのは、この本が500ページ弱の分厚い本だったからだ。伊坂さん得意のそれぞれの登場人物の目線で語られて行く形式は、時々難しく感じる場合もあるけれど、この本では返って効果的だったんじゃないかと思う。
『グラスホッパー
』の続編。伊坂さんの作品の中で、殺し屋が大勢登場して、内容的にはちょっと残酷なシーンもあったりするのだけど、登場人物がユニークだったり、そんなわけないのだけど善人や憎めないキャラだったりする。ある意味、とても伊坂さんらしい作品なのかなと思う。『グラスホッパー
』はかなり前に読んだので、記憶は曖昧だけど、面白さは『マリアビートル
』の方が上だと、個人的には思っている。
( 96冊目/2011年)]]>
