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アルプスと言うと、個人的にはスイスをイメージするのだけど、イタリア側のアルプスを歩いた話である。トレッキングと言われて、イタリアワインを飲みながらのハイキング程度に思って出かけたところが、雪山登山だったりする。楽な山歩きではなかったけれど、山を通じていろいろな人に出会い、山の楽しさを知る。
これまで読んだエッセイに無かった山歩きに関するエッセイなのだけど、そういう旅をしていてもおかしくないと思えるほど、角田さんは旅好きなんだろう。前にも書いたことがあるけれど、別にこれからアルプスへ行ってやろうと思って読んでいるわけではないが、やっぱりとても楽しく読ませていただいた。トレッキングと聞いて、トレッキングのことを知らないにも関わらず、ハイキングに毛が生えた程度の山歩きで、美味しいものを食べたり、美味しいワインを飲んだりして、楽しめると想像した角田さんが、とても面白いし、身近なのである。
『あしたはアルプスを歩こう
』を読んで、ますます次々と角田さんのエッセイを読みたくなった。この次は、やっぱり旅がテーマの『恋するように旅をして
』を読んでみよう。
(113冊目/2011年)]]>
