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夜をゆく飛行機

[/caption] 四人姉妹と両親の家族を、四女の視点で描いた物語。角田光代さんの小説を沢山読んできたけれど、四人姉妹という設定は初めてのような気がした。登場人物として家族を描いている小説はいくつか読んだけれど、四人姉妹というのが初めてだという気がするし、これまでに読んだことのないテイストの小説かなと、ちょっと期待した。 しばらく読み進めていくに従って、やっぱり角田さんの小説だ、角田さんのテイストだという気がしてきた。どんなところが、どんなふうにという部分は説明できないけれど、この物語もやっぱり角田さんの小説なのである。ある意味期待外れだったわけだけど、どこかで期待していたとおりの角田さんの小説なのだから、がっかりしているわけではない。 もちろん、今まで読んだ本とは違う部分も、多々あって面白かった。登場人物のそれぞれのキャラクターの違いが面白い。本当は自分が末っ子でなくなる筈だったのに、末っ子のままの四女の視点も面白い。両親もそして叔母も祖母も、それぞれユニークなキャラクターである。そんな中で、四女は少しずつ変わって行き、姉妹それぞれも変わって行く。 でも、そんなに時間が経過したわけではない。ほんのちょっと時間が経ったくらいの短い期間に、いろいろな事件が起こったり、変化がある。相変わらずこの小説が舞台としているのは、せいぜい商店街くらいの狭さである。舞台は狭く、時間も短いのだけど、それぞれに変化していくのである。 (137冊目/2011年)  ]]>

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