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夏の庭

[/caption] 本の感想というのは、いくつかのパターンに分けられると思う。面白かった、良かった、ためになった、否定的な感想を除くとあまり無い気がする。もっとも、「面白かった」というのにも、いくつかあると思う。この本は、「良かった」部類に入るんじゃないかと思う。最初はどうなんだろうと思いつつ読んだけれど、途中から面白くなってどんどん先を読みたくなった。そういう意味では、ちょっと「面白かった」部類にも入るかも知れない。 『夏の庭』は、中学受験を控えた3人の小学生とあるおじいさんの話で、ある夏の間だけの短い期間の物語である。日本児童文学者協会新人賞と児童文芸新人賞を受賞した作品なんだけど、もちろん大人が読んでも読み応えは十分にある。本の帯には、「ぜったい泣けます。」とあって、僕は泣かなかったが、確かに泣ける小説かも知れない。 読みながら、自分自身の小学生、中学生時代を知らず知らずのうちに、思い出していた。この小説の主人公を含めた3人の小学生と同じような時期があった気がする。誰もが通るある時期に抱く好奇心、みたいなものを感じていた。 (141冊目/2011年)]]>

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