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平成猿蟹合戦図

[/caption] 久々に読んだ吉田修一さんの本だと思う。読書記録を遡ってみると、約3か月振りだった。とても面白い小説だった。 内容は帯にもあるように、新宿歌舞伎町でバーテンをやっていた青年が国会議員になる話である。「ニッポンの未来を変えていく?!」とあるように、国会議員になった後の話は、後日談のような短いものなので、果たして変わったかどうかはわからない。『横道世之介』と似ている部分があるような気がするけれど、『平成猿蟹合戦図』の方が、主人公を取り巻くいろんな人達のことにむしろ沢山のページを割いている。 主人公が新宿歌舞伎町でバーテンをやっていた時期のことがかなり長くて、前半を読むペースはそれほど上がらなかった気がする。後半は一気に読めた感じがするので、前振りが長い気はするけれど、読み終えて考えるとやはりそうならざるを得ないのだろうと感じた。要するに主人公が国会議員になること自体は、メインじゃない気がするのだ。 吉田修一さんの本は、短編やエッセイよりも長編の方が面白いと思う。次は『太陽は動かない』を読む予定で、これも長編だから期待している。 (55冊目/2012年)]]>

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