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松浦弥太郎さんの『今日もていねいに。
』を再読した。初めて読んだのは、2009年4月末ことだった。とても良かったという印象があり、再読しようと思って保管していた。パラパラとめくってみることはあっても、1冊まるまる再読するのは、今回が初めてのことだ。と言うことは、丸3年以上そのまま保管していたことになる。
日々を新しくするための秘訣が書かれているのが、『今日もていねいに。
』なのだけど、最初の「毎日が『自分プロジェクト』」が一番印象的だった。こうするといいだろうと思えることをリストアップして、毎日実行して行くのである。そうすれば、確かに日々は新しく、喜びに満ちているだろう。一人で過ごすことの大切さが書かれている「一人という贅沢」やコップをがちゃんと置くと良い気分がしないけれど、静かにそっと置くとおもてなしになるという「静かなしぐさ」がいいなと思ったことのひとつ。
「静かなしぐさ」を読んで、会社には逆の人がいたことを思い出しました。書類などを書庫から取り出したり、しまったりする度に、大きな音を立てる人です。何か気に入らないことでもあるのかと思ってしまいますが、そもそもそういう人だったようです。ほんのちょっとしたことで、人間は良くも悪くも見えるものです。その人の仕事振りも、そういう態度と同じでした。ひとつのしぐさですが、決して良い仕事ができる人じゃないということを表していたような気がします。
(61冊目/2012年)]]>
