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アンソロジーに収録されていた短編や雑誌などに掲載された短編に書き下ろしを加えた短編集です。
結構怖くなるようなミステリーもあったり、後味が悪いものもあったりします。そういう意味では、『ダークルーム
』は近藤史恵さんの引き出しの多さを感じられる本です。シリーズものが多い作家さんですが、この本はシリーズ外の作品です。
後味が良いものが好みなので、表題となっている「ダークルーム」や書き下ろしの「北緯六十度の恋」も良かったです。後味は今ひとつですが、ミステリーとしての面白さを感じたのは、「SWEET BOYS」かも知れません。最初の「マリアージュ」もなかなかの作品だと思いました。要するにだいたいの短編は、それぞれに面白かったということになります。
(66冊目/2012年)]]>
