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ものを創り上げた時の感動『舟を編む』

『舟を編む』三浦しをん[/caption] タイトルの『舟を編む』ってどういう意味なんだろうって、思っていたのですが、最初の方を読めばあっさりわかりました。 この本は出版された頃から、本屋さんで見かけて気になっていた本でしたが、題材が辞書を作るということだったので、面白いのかどうか、ちょっと迷っていました。個人的には、辞書を作ることに対して興味も無かったからです。でも、本屋大賞を受賞されたので、これは面白いのだろうと期待を持って読んでみました。 辞書を作るということは、とても大変なことだということが良く分かります。一朝一夕に出来るものではなく、この物語も主人公が十数年も歳を取るくらいです。ひとつの辞書を作ることに集中できたわけではないので、状況が変われば早いのでしょうが、それにしても大変な作業と努力が必要なのです。そういう辞書作りを初めてやってみて、それが好きになっていく過程も描かれていて、言葉というものの面白さも良く伝わって来ます。地味な題材を三浦しをんさんが、とてもうまく扱っていて、独特のユーモアを絡めているところも、読みやすさに繋がったと思います。 長い時間をかけてひとつのものを創ることの感動が、伝わって来ました。 (81冊目/2012年)]]>

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