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かなたの子

『かなたの子』角田光代[/caption] 『かなたの子』は、2008年頃から2011年頃までに書かれた短編を8編集めた短編集です。角田光代さんの場合、長編あり短編ありなので、短編集が珍しいわけではありません。 珍しいなと思ったのは、かなりミステリアスな短編ばかりだったことです。過去に罪を犯していたり、心のどこかに罪悪感を持った主人公というのが、共通点であり、ミステリアスな体験をするのです。角田光代さんが書くと、ミステリアスな出来事や体験が主ではなく、主人公の心情を中心に描かれます。 中心となるのは、表面的なものではなく、内面的なものであって、主人公の心の中なのです。いろいろと角田さんの本は読んできましたが、そこらあたりが分かれ目になっているような気がします。 わくわく感だったり、ハラハラ感だったりという面白さではなく、角田さんらしい面白さを味わって読むことができました。 (95冊目/2012年)]]>

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