『カラーひよことコーヒー豆』小川洋子[/caption]
小川洋子さんはとても気になる作家なんですが、何故かこれまで1冊しか読んだことがありません。『偶然の祝福
』という本ですが、あまり印象に残っていなかったりします。単行本が出た時に気になっていた本が、文庫になってさっそく読もうと思って買って来た『猫を抱いて象と泳ぐ
』は、長い間積ん読状態です。ですからこの『カラーひよことコーヒー豆
』は、エッセイなんですが、2冊目の小川洋子さんの本と言うことになります。
たまたま通勤の帰り道で読む本が無くなったので、新刊本をチェックしていたらこの本が目に付いたので、品川駅の本屋さんで買ったのです。
読み終えた感想を一言で言うなら、とても落ち着いたエッセイという印象でした。静かで、優しさが感じられる、そんな文章です。一番いいなと思ったのは、後半にある「理想の一日」です。朝早く起き、集中して小説を書く、その後犬と散歩に出掛け、お昼はドラマを見ながら1時間休憩する。その後はまた小説を書き、一日のノルマを何とか達成する。そして阪神タイガースのテレビ中継を見て、とにかくタイガースが勝つ。そんな一日だそうで、それがごく普通の何でもない一日のようで、とても微笑ましい。
近いうちに『猫を抱いて象と泳ぐ
』も読むことにしたいと思います。
(105冊目/2012年)]]>

こんにちは。
読書メーターのリンクからこさせてもらいました。
この本は私も購入をして読むのを楽しみにしています。
小川さんの小説は「余白の愛」を読みましたが、表現が美しいなぁと思いました。
お薦めです。
また訪問させてもらいます。
良さん、ブログを見に来ていただいて、ありがとうございました。
なかなか良いエッセイ集だったと思います。落ち着いた感じが、小川洋子さんらしいところなんでしょうね。
お薦めの小説を教えて下さって、ありがとうございました。
読みたい本に加えておきたいと思います。
これからも、よろしくお願いします。