『めんどくさがりでもうまくいく時間術』ビジネススキル・トレーナーズ[/caption]
めんどくさがりが世の中を変えてきたという主張には、同感しています。めんどくさいことを素直に受け入れて、忠実にめんどくさいことをやり続けていたのでは、変化は期待できません。めんどくさいことをどれだけめんどくさくないようにするかにチャレンジしてこそ、世の中は変わるのだと思います。
この本『めんどくさがりでもうまくいく時間術
』に期待していたのは、めんどくさくないようにするための工夫やスマホのアプリなどを活用した方法です。特に後者に期待していましたが、アプリ自体の紹介は少なかったので、そういう面では期待どおりではありませんでした。
めんどくさがりが患うとされる5つの病気の処方箋として、いろんな方法が書かれています。5つの病気とは、朝弱い病、時間を守れない病、先のばし病、ダラダラ病、完全無欠病です。それらの処方箋として、それぞれいくつかの処方箋があるのですが、「これは!」と驚くほどのものは無くて、良くまとまっている感じはするものの新しいものは無い印象でした。
各章の終わりには、コラムとしてアプリの紹介やスポット、役立つ文具などが紹介されているのですが、これを全てアプリだと僕が勘違いしたのです。そして勝手にそのアプリの使い方まで書かれていると思い込んでいたのです。
全体としては、良くまとまっている時間術の入門書的な位置づけだと感じました。
(118冊目/2012年)
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『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子[/caption]
タイトルで買っちゃったかな、と思っている本ですが、中身に期待していないわけではありません。ある程度評判も耳にした上で買ったんだと思います。
「ダ・ヴィンチ」のウェブで、「【一般小説ランキング】2012年上半期BOOK OF THE YEAR」をチェックしてみたら、第2位になっていました。第一位は原田マハさんの『楽園のカンヴァス
』、第二位が『すべて真夜中の恋人たち
』、第三位は中田永一さんの『くちびるに歌を
』、第四位が伊坂幸太郎さんの『PK
』、第五位窪美澄さんの『晴天の迷いクジラ
』だったのですが、これから読むこの本以外は全て読んでいました。
ちょっと読むのが楽しみになってきました。]]>
