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ガソリン生活

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登場人物だけでなく、登場自動車まで把握するのに、大変でした。それだけいろんな人や車が出て来るのですが、なかなか楽しい小説でした。『ガソリン生活』はいつもの伊坂さんらしさもあり、自動車を擬人化しているところが変わっていたりして、楽しみながら読める作品だったと思います。

ある事件を発端にして、いくつかの事件が入り交じって絡み合うのですが、最後にはその謎が解けて、ジグソーパズルがぴったりはまった時の気持ち良さがラストに来るのが、伊坂幸太郎作品の特徴だと思います。そんなに複雑じゃない気がした物語ですが、最後のスッキリ以上に、緑デミオへの愛くるしいばかりのラストが、とても良い読後感を与えてくれました。読んでいて、とても良い気持ちになったラストでした。

物を擬人化した、言葉を話させた代表的なものは、案山子でした。あの『オーデュボンの祈り』とは違って、言葉を話す自動車は沢山出てきます。車種の知識がもっとあったら、もっと楽しく読めたかも知れません。
(11冊目/2013年度)

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