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『アカペラ』山本文緒

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山本文緒さんの本は、これが初めて。『アカペラ』は、タイトルになっている中編「アカペラ」に「ソリチュード」、「ネロリ」の二つの中編を加えた中編小説集です。

僕が良く読んでいる角田光代さんの小説に似ているところがあるような気がしました。心理描写が多い点、家族を描いていたり、アパートや家を舞台とした小説だったりするところが、似ていると感じた理由です。

三つの中編の中で一番良かったと思うのは、「ソリチュード」です。故郷へ帰って来た主人公が、かつての恋人だった従姉妹とその娘とのやり取りが、本当は重い内容にも関わらず、何となく良い感じだったりします。ハッピーエンドでも、そんなに悪い終わり方でも無かったところなどが、それはそれで良いなと思うのです。

祖父との家出の話の「アカペラ」とか、姉弟を描いた「ネロリ」もそれなりに読んでいて、知らず知らずのうちに入り込んでいた感じでした。

2冊目の山本文緒作品を読むのか、読まないのか、多分積ん読本が減ったら読むのかなあと思っています。
(88冊目/2013年)

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