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『ジヴェルニーの食卓』原田マハ

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これまでに読んだ原田マハ作品は、この『ジヴェルニーの食卓』を含めて13冊ほどになった。どの本も、サラサラと読めるところ、ストーリー展開を楽しむところなどが好きで、ストックを欠かさず読み続けてきた。でも、この本だけが違っていた。

読み始めてすぐに、いつもと読むペースが違っていることに気付いた。集中して読んでいても、いつもの6割くらいしか、ページが進まなかった。外国人の名前が沢山出てきて、どの人がどうなのかを見失ってしまうような外国文学は苦手なんだけど、登場するのは絵を知らない僕でも名前は知っている有名な画家達で、登場人物もそれほど多くない。

楽園のカンヴァス』も同様に画家の生涯を追いかけた作品だったけれど、むしろのめり込んで読んだ本だ。違いは何だろう。長編か短編かの違い。ストーリー性とか、ストーリー展開の違いなのかも知れない。まるで画家がキャンバスに向かって、絵を描くことに集中しているかのような、『ジヴェルニーの食卓』が、とても静かな感じのする本だったことだろうか。

近々『ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言』という本が発売になるそうだ。絵画ではなく、タペストリーの謎を追いかける話のようだけど、こちらの方が『楽園のカンヴァス』に近い小説なのではないかと、今からまた期待しているのです。
(92冊目/2013年)

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