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『箱庭図書館』乙一

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 初めての乙一作品。いつか読んでみたいと思っていたら、最近文庫本になった『箱庭図書館』を見かけたので、買って読んでみました。乙一さんの本を良く見かけていたのは、僕が名古屋に住んでいた頃で、ちょうど読書熱が高まっていた頃のことでした。読もうかなと思いつつ、読まないまま今日まで至っています。 初めての作品が、実は「オツイチ小説再生工場」という企画で素人が応募した作品をリメイクした短編集だったなんて、ちょっと複雑な心境です。でも、たぶん、乙一さんらしい作品に仕上がっているのだろうと、そんな感じがしました。 全部で6つの作品が収録されていますが、面白かったと思うのは、「コンビニ日和」です。ラストでちょっとクスッと笑ってしまったミステリーですが、こういう作品が僕の好みだったりします。重大事件ではないものの、その展開に読者を引き付け、最後にちょっと緩んだ感じで終わる作品ですが、そこが良いのです。 「ワンダーランド」も良かったです。拾った鍵がどこの家の鍵なんだろうと探し歩くうちに、ある犯罪に遭遇してしまう話です。あとは、「ホワイトステップ」も切なくて、あったかい、素敵なファンタジー作品という感じでした。中にはちょっと難解な感じの作品もあったのですが、読み終えてみるとそこそこ好みかも知れない初乙一作品でした。 いつかリメイクではない乙一作品を読んでみたい気がします。 (45冊目/2014年)]]>

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