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『怒り(下)』吉田修一

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 凄惨な殺人事件の犯人は逃亡中で、犯人に似ている3人の男の物語が、並行して進んで行く。下巻では徐々に犯人が絞られて行く。3人のうちの誰が犯人かということが主題ではなく、読む側の面白さはあるものの、テーマは「信じるということ」だと思う。犯人に似ていることで、疑いの心が捨てきれず、結局自分の心に傷を負ってしまう。救われるのは、前向きなラスト。 3つの物語と犯人を追いかける刑事の物語が、場面を切り替えながら、テンポ良く進んで行くので、とても面白い小説だと思う。上巻よりも下巻の方が、物語に集中してページを捲るスピードもアップした。今年読んだ中では、とても面白い小説のひとつだと思う。 (52冊目/2014年)]]>

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