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『太陽と毒ぐも』角田光代

OLYMPUS DIGITAL CAMERA ”だらだら続くしあわせな恋人たち”の”ばっかみたいな”日常を描いた十一編の短編小説集。相手のどうしても我慢できない性癖や習慣、例えば買い物依存や万引き、酒癖、風呂に入らない、迷信好き、三食お菓子といったものをテーマとした短編小説である。第三者として冷静に眺めていたなら、とても馬鹿馬鹿しい物語なんだけど、普通にありそうな日常の話でもあったりする。 『太陽と毒ぐも』の池上冬樹さんの解説を読むと、角田光代さんの傑作と賞賛されていた。角田光代さんの小説は沢山読んだが、確かに間違いなく角田光代さんが描くカップルなんだと思う。”だらだら続く”ということも、”ばっかみたいな”ということも、これまで読んだ角田光代さんの小説らしい一面であるし、読んでいてとても面白いと思う。同じテーマで他の作家さんが書くと、こうはならない気がする。 (9冊目/2015年)]]>

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