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『冷蔵庫を抱きしめて』荻原浩

OLYMPUS DIGITAL CAMERA冷蔵庫を抱きしめて』というタイトルからして、変だと思う。表題作は、夫と食べ物の好みが全く違っていて、摂食障害の症状が出る妻の話である。 表題作の「冷蔵庫を抱きしめて」を含め、8つの短編小説から成る短編集である。それぞれ現代人の心の病気がテーマとなっている。DV男、浮気男、顔に何かを付けていないと人前に出られない男、ゴミを捨てられない女、思わず本音を口走ってしまう男など、変な人のオンパレード。 変だけどどこか悲しい人ばかりで、ラストはほっとする物語もある。そういうところが、荻原浩さんらしさだと思うが、何だかとても怖くなってしまう物語もある。笑えそうで笑えない、そんな短編小説集だと思う。 一番面白かったのは、やっぱり最初の「ヒット・アンド・アウェイ」。これは爽快感さえある短編だと思う。 (25冊目/2015年)]]>

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