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『満願』米澤穂信

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 初米澤穂信作品。「このミステリーがすごい!」第1位の作品は、何冊か読んだことがあるが、確かに面白いのでこの『満願』を買ってみた。6つの短編が収録されていて、どの作品もそれぞれの面白さがあると思った。 犯人を射殺した警官の謎、行方不明だった恋人が働く宿の秘密、美女の二人の娘の話、仕事のために人を殺めたビジネスマンの失敗、連続して起こる交通事故の謎を追いかけるフリーライター、達磨に纏わる謎など、6つの奇妙な事件が描かれている。計算された結末は、決して明るいものではないけれど、淡々とした可笑しさみたいな、とても静かな、しっとりとしたミステリーだと思う。静かなだけに、ちょっとホラーがかった感じさえする。 とても読み易かったのも印象的だった。米澤穂信さんの本は、いくつか気になっていたものがありつつ、この作品が初めて読む作品になってしまった。近いうちに他の作品もぜひ読んでみたいと思う。 (50冊目/2015年)]]>

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