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『鬼』今邑彩

今邑彩作品を読むのは、この『』が初めてでした。僕が日頃読まないホラー作品なのですが、ハマりました。面白くてどんどん読んでしまい、文章の読みやすさもあって通常より早いペースで読み終えました。 この本は短編集で、10の短編ホラー小説が収められています。ひとつひとつがそれぞれ面白く、どれが一番ということもないのですが、表題となった「鬼」は、とても印象的な短編でした。じわっと来るような怖さがありますが、ただ怖いだけでなく、どこか淡々としていて、すっと読み流してしまいそうで、ちょっととぼけた感じのテイストが心地良い感じです。日常にありそうなホラーだったりするのですが、この本を読んだからと言って、夜眠れなくなることもなさそうです。 著者の今邑彩さんは、2013年に57歳という若さで逝去されていますが、とても残念です。今邑彩作品を沢山読んでみたいのに、これから新しい作品が出ないということがとても残念です。 (53冊目/2015年)]]>

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