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『家族写真』荻原浩

『家族写真』荻原浩家族写真』は、家族をテーマとした短編小説が7つ収録されている短編集です。 「結婚しようよ」は男手ひとつで育てた娘が嫁に行く、ちょっと涙ものの短編です。「磯野波平を探して」は、さざえさんのお父さんの磯野波平が54歳という設定で、短編の主人公は自分と同い年であることが気になって仕方がない話。「肉村さん一家176kg」は、家族でダイエットに取り組む、ユーモア溢れる作品です。「住宅見学会」は、家族と言えばマイホーム的な定番の小説だけど、見学に行った家の家族の裏側を垣間見てしまうという話です。 「プラスチック・ファミリー」は、荻原浩さんらしい短編で、独り者の悲哀を匠に描いている短編です。「しりとりの、り」は延々と続くしりとりに気を取られてしまって、何だかわからなくなってしまいました。個人的には、他の作品の方が好きです。タイトルにもなっている「家族写真」は、写真屋をやっている父親と、プロのカメラマンを目指している息子を中心とした物語で、結構じわっとくる作品。 荻原浩さんの小説は、外れたことが無いくらいで、安心して読める。長編も良いけれど、短編も上手いから、さすがだと思う。 (65冊目/2015年)]]>

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