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『はぶらし』近藤史恵

『はぶらし』近藤史恵 近藤史恵さんの作品は、いくつか読んでいて、どれも面白かった印象しか残っていない、僕の中では外れのない作家さんのひとりである。『はぶらし』は何となく気になっていた作品で、気になりつつ今回やっと読めた本だ。 読み始めてすぐに物語に引き込まれ、いつもより早いペースで読み終えた気がする。ずっと連絡もなかった高校時代の友人が突然子連れで居候を始めるという物語なのだけど、主人公の心理描写がリアルでとても素晴らしい作品だ。ついつい一緒に友達って何だろう、などと考え込んでしまいそうな感じがする。友達や特にその子どもを気づかいつつ、自分の生活のリズムを乱されてしまう苛々感を、いつの間にか共有してしまったりする。 ラストはそういう終わり方かと、結構感心してしまった。ミステリー作品だと思って読んだが、それほど意外性はなくて、事件性もない。この物語はやはり友達がテーマなのだろう。 読んでいてドラマにできそうだと思ったら、既にドラマ化されていて、NHKのBSプレミアムで来年から放映されるようだ。タイトルは「はぶらし 女友達」で、主演は内田有紀さん、友達役に池脇千鶴さんだから、ドラマの方も見たくなった。 (112冊目/2015年)]]>

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