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『ビブリア古書堂の事件手帖7〜栞子さんと果てない舞台〜』三上延

ビブリア古書堂の事件手帖7〜栞子さんと果てない舞台〜』。シリーズ七作目で完結すると知らずに買いました。「やっと完結する」という思いでした。古書に纏わる謎解きという面白さがあるので、一話完結のような形なら、どこまで続いてもおかしくない気がします。 ただし、このシリーズは、栞子さんと母親の謎や祖父に纏わる話が軸になっていて、物語は五浦大輔という主人公の視点で書かれており、五浦大輔と篠川栞子の物語でもあるわけで、いつかは完結する物語なのです。 今回はこれまでと違って、和書ではなく洋書がモチーフとなっていて、シェイクスピアの作品という点が、これまでの物語とは違っていました。内容的には少々難解な本がモチーフとなっているのですが、今回の七作目のクライマックスは、3冊の本の中から希少価値のある本を競り落とすという場面でした。栞子さんの祖父が仕掛けた罠と、栞子さんと祖父の書店の番頭をしていた吉原喜市の対決に、栞子さんの母篠川智恵子が絡みます。 古書をモチーフとした物語は、とても良くできていますが、著者があとがきで書いていたのですが、そういう物語、特にシェイクスピアとなると、かなり大変な作業だったようです。参考文献の多さがそれを物語っていると思いますし、力作だという感覚は伝わってきました。 前作から今回の作品までの期間が、結構開いているので、前作を再読した上で読むのがベストかも知れません。実際前作がどんなストーリーだったか、時間が開きすぎて忘れてしまっています。そのうち第一作から通しで読みたくなりそうなのですが、その時は古本屋へ行って買って来ようと思っています。第七作までとなると、通しで読むのも、かなり大変そうです。 (53冊目/2017年)]]>

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