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『仮面同窓会』雫井脩介

今月お雫井脩介作品2冊目です。今年の初めに買ったまま積読本になっていた1冊を取り出して、読んでみました。著者とタイトルに惹かれて買っておいた本です。 『仮面同窓会』は、久々に集まった高校の同窓会で語られた、教師へのお礼参り計画の名称です。数日前に読んだ『望み』もそうだったのですが、ある犯罪に関する主人公や登場人物の心理描写が中心です。高校時代に厳しく指導され、不当な扱いを受けたという苦い思い出になっている教師と、同窓会で再会します。当時いつも一緒だった仲間で、その教師へのお礼参りを計画し、実行します。ところが、それが意外な事件へと発展してしまいます。 警察の捜査が進むに従って、気を揉む仲間達の心理描写は、読んでいてハラハラするほど伝わって来ます。仲間割れするかのような疑心暗鬼が描かれて行く先に、事件の真相が明らかになる瞬間があります。その設定自体は、それほど意外性のあるものではないのですが、物語に引き込まれ、ページを次々と捲ってしまうのは、この小説がとても面白い証拠なのだと思いました。途中からは自然にペースが上がって、後半は一気に読み終えました。 (66冊目/2017年)]]>

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