No.1423『ダンデライオン』中田永一

No.1423『ダンデライオン』中田永一

2011年6月30日に、山白朝子や中田永一という別名義で活動していたことを、乙一さんはtwitterで明らかにした。それまでは別人として書いていたようだ。

中田永一というペンネームで作品を出版するのは、7年振りのことらしい。前に読んだ『くちびるに歌を』から、7年経過しているようだ。

僕が最初に読んだ中田永一作品は、『吉祥寺の朝日奈くん』で、2011年12月11日のこと。次が、『百瀬、こっちを向いて。』で、2012年3月15日のこと、続いて3月19日に読了したのが、『くちびるに歌を』だった。それから、確かに7年経っている。

中田永一の久々の新作と言うことで、迷わず買った。タイトルに惹かれたとか、本の帯に書かれているコピーに惹かれてとか、そういう理由はほとんど無く、ただ読みたいと思った。

実質的には、1日半くらいで一気に読んだ感覚だ。面白かった。
これまで読んだ中田永一作品は、少なくともミステリータッチではなかった気がするが、この作品はミステリーだ。

1999年と2019年の二つの時間軸で、並行して物語が進行して行く。先を知りたくなる面白さがあり、ページを次々と捲った。怖い部分も無いわけではないが、ソフトタッチのミステリーと言えるのではないか。乙一で言うと白乙一と言うらしいけど。

乙一作品は読んだことがない。この作品を読んでみて、白乙一なら読んでみようかなと思った。
(30冊目/2019年)

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