著者はいつも持ち歩いているスケジュール帳の後半部分に、「思わずかんがえちゃったこと」とかを描きとめる習慣があり、そのスケッチを集めたものが、この本。
「あわよくば、生きるヒントに」という副題があるけれど、ガツガツ生きるんじゃなく、ゆったりと生きるヒントになりそうなことが多かった気がする。
3つの章に分かれていて、「ついつい考えちゃう」、「父だから考えちゃう」、「ねむくなるまで考えちゃう」の3つ。
なるほどと思うこともあるし、ちょっとピンとこないこともある。ついつい考えちゃうことは、人によって違うだろうから、全てが全て同感できるとは限らない。
この本を読んで思ったのは、こういうエッセイのような文章を、僕自身も書いてみたいということだ。スケッチは無理だけど。
(43冊目/2019年)