No.1514『逆ソクラテス』伊坂幸太郎

No.1514『逆ソクラテス』伊坂幸太郎

新刊を待ってはすぐに買い、すぐ読んでいる作家さんは少ない。
以前は数人居た気がするが、最近では伊坂幸太郎さんくらいかも知れない。
吉田修一さんとか、角田光代さんとか、村上春樹さんとかも新刊を見つけると割と早い段階で買って読んでいる。

主に文庫本が多いのだけど、小説やエッセイの積読本も、沢山貯まってしまった。古い方から読もうかなと思いつつ、やっぱり新刊は早く読もうと思う。
4月下旬に出たこの本も、早々に買って、早々に読んだ。

期待どおりの面白さだ。
一応ミステリーなので、種明かしにならないよう、ストーリーには触れない。
ストーリーに触れないと、本を読んだ感想は書きにくいのだけど。
5つの短編が収録されていて、連作短編集と言うよりも、ある話に登場していた人物がちらっと他の物語に出て来る、まるでヒッチコックの映画みたいな繫がりだと思う。

5つの物語に共通するのは、子供が主人公だと言う点と、逆転の物語というところだろうか。
「逆」が付くのは、表題作と最後の「逆ワシントン」の二つだけど、他の作品も逆転の物語だと言える。
小気味良い読後感と言うのも、共通点かも知れない。
割とスカッとする話である。
伊坂幸太郎さんの次の本が待ち遠しい。
(30冊目/2020年)

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