No.1515『流浪の月』凪良ゆう

No.1515『流浪の月』凪良ゆう

この本を買ったのは、2月下旬のことだったと思う。
本屋大賞ノミネート作品が並んでいた中、3作品くらいを大人買いした時だった。

一緒に買ったのは、横山秀夫さんの『ノースライト』と砥上裕將三の『線は僕を描く』だった。本屋大賞ってどうなったんだろうと思って、つい先程検索してみたら、何とこの本が本屋大賞だった。
そして、『線は僕を描く』が3位で、『ノースライト』が4位。因みに2位になった小川糸さんの『ライオンのおやつ』は既に読んだ。
上位を当てた気になった。因みに5位以下の本は、買ってもいないし、読んでもいない。

さて、見事本屋大賞に輝いた『流浪の月』の凪良ゆうさんは、初めて読む作家さんだ。本屋さんに並んでいるのを見て、この本は読みたいと思った。ノミネート作品だったこともあるが、直感的なものだ。

昨日から読み始めた。70ページくらい読んだ。
そして今朝ページを捲っていて、止まらなくなった。次のページを読みたくて仕方が無くなった。
主人公の更紗と佐伯文がどうなるのか、先を読まずに居られなくなった。
正直なところ、気持ちの良い物語ではない。単純でも無く、主人公の置かれた境遇は、とても辛い。
当たり前のことの貴重さをつくづく感じてしまう。
普通であることの有り難さと言っても良い。

男女間の恋愛関係ではない、これまで読んだことの無い人と人との繫がりを描いている。こういう関係もあるのだろうか、そんな感じだ。
でも、納得できる。こういう関係もあっても良いのだと。
何だろうか。普通でない悲しさが感じられる。図らずもそうなってしまったという運命を背負い続けて行く悲しさを感じた。
それだけに、その先が知りたくてたまらくなくなる。
今日だけで200ページ以上を読んで、一気に読み終えた。
(31冊目/2020年)

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