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No.1540『人は、なぜ他人を許せないのか?』中野信子

No.1540『人は、なぜ他人を許せないのか?』中野信子

一目惚れ、いえ、本屋さんで一目見て、「この本は読みたい」と思った本でした。
「正義中毒」と言うのは、とてもタイムリーな話題ですし、確かに自分自身も時々「許せない!」と思うことがあります。
それはなぜなのか、とても知りたいと思いました。

4つの章に分かれています。
まず最初の章は、ネット時代の「正義」について。
出だしを読んで、「面白い」と思いました。SNSが、これまで隠れていた争いを見える化したということ。なるほど、と思いました。そのとおりだと。
人はそもそも異なるものだから、異なるものを避難し合っても不毛だと言うことは、大いに反省すべきと思いました。

第2章は、日本人の特殊性と「正義」について。
なるほど、日本人にはそういう特殊性があったんだ、と改めて気付かされました。
日本における「正義」の意味合いがわかった気になります。

第3章は、この本のタイトルにつながるコアな部分です。
その冒頭で、「人間の脳は、対立するようにできている」のですから、他人を許せなくなるのは、ある意味自然なことだと知りました。
どんどん先を読みたくなります。
こういうことってある気がします。なぜだろうと思っていることで、それが人としては自然なことだと言うことです。
だからこそ、それを認識すべきなんだと思いました。

最後の章は、人として自然なことに対して、どうすればそれを克服できるかということが書かれています。
こうすれば必ず解決できると言う具体策は提示されていません。
他人を許せなくなったら、自分を客観的に見るしか無さそうです。そういう働きをする脳の一部を鍛えることはできるようです。その方法や睡眠などについても書かれています。

「正義中毒」というものだけでなく、物の見方を学んだ気がします。
自分の考えに閉じ籠もっていたら気付かないことがあると思いました。
多分、普段あまり読まない本なのですが、こういう本を読むことも大事だなあと言うのが、正直な感想です。
(56冊目/2020年)

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