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No.1577『コロナと潜水服』奥田英朗

No.1577『コロナと潜水服』奥田英朗

本屋さんで奥田英朗さんの新作を見つけ、迷わず即買いました。
表題作の「コロナと潜水服」と「海の家」、「ファイトクラブ」、「占い師」、「パンダに乗って」の5つの短編が収録されています。
共通点は、幽霊が登場したりするものもあり、ミステリアスなことでしょうか。決して恐怖小説ではなく、むしろほっこりする話ばかりです。

5つの短編のうちで一番良いなと思ったのは、「パンダに乗って」です。
ネタバレしないように内容には触れませんが、主人公の優しさが伝わって来るような、ほっこりするお話でした。
「コロナと潜水服」は、コロナ禍の中のちょっとユーモラスで、明るくなるようなお話です。奥田英朗さんの手にかかると、コロナ禍はこんなふうに描かれるのだと、感心するような、納得するような話でした。
小説だから現実離れした話かと言うと、確かにミステリアスな部分は現実離れしているのですが、それ以外の部分はありそうな話なのが良いです。
久々に面白い小説に出会うことができて、心が暖まった感じです。
(2冊目/2021年)

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