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No.1578『少年と犬』馳星周

No.1578『少年と犬』馳星周

動物、特に犬が出て来る本は、ちょっと引いて読もうかどうしようか迷ってしまいます。
あまりに悲しい話だと、身につまされるからかも知れません。家にも小型犬ですが、可愛がっているワンコが居ます。
犬は人の良きパートナーです。家の犬も日本語が通じて、僕の気持ちも通じているんじゃないかと思うことが良くあります。ちょっと臆病で、パニックになりやすく、飼い主の手を噛んでしまうこともたまにあります。でも、可愛く大事なパートナーであり、癒やされるのです。

我が家の愛犬

こんな子です。もうすぐ10歳になるので、人間で言うと歳を取ってきましたが。
家の大事な家族の一員なのです。

この小説に出て来る犬は、シェパードと何かの雑種のようで、ある程度の大きさの犬です。
家の犬と違って、貫禄があり、落ち着きがあり、人を守る逞しさがあります。
登場する犬とは対称的に、それぞれの話に出て来る人間は、どこか弱い存在です。その人達の人生は、どこかでちょっと道を踏み間違えたような、そんな人達です。
犬は物語を繋いで行くモチーフのような存在であって、それぞれの話の中心は登場人物の人生です。
全体として、犬の生涯を描いてはいますが、一つ一つの話は飽くまで人間の人生を描いています。
そこがこの物語と他の犬を中心とした物語との違いなのかなと思いました。

全体的に悲しい物語が多かった気がします。
それだけにそれぞれの登場人物は、犬によって心を温められる気持ちになるのだろうと思います。
本屋さんでは読もうか読むまいか、迷っていた本でしたが、やっぱり読んで良かった本だと思います。
(3冊目/2021年)

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